過払い金はなぜ発生するの?

言われるままに返済していた借金。

なぜ、いつ、どこで、
過払い金、つまり余分な金利を払っていたのでしょう。

鍵は利息に関する2つの法律と、
そのうち片方の法律の改正にあります。

まず、2つの法律というのは
出資法と利息制限法です。

この2つの法律の違う点は大きく分けて2つ!!

mark04.gif金利の上限値が違う!!
mark04.gif上限を守らなかった場合のペナルティの差

です。

2つの法律の相違点と矛盾点

上で説明した金利の上限が違うというのは、

出資法では上限が29.2%になっているのに対して
利息制限法では15%~20%になっていました。

さらに、出資法ではこれを超える金利を「犯罪」とし、
利息制限法では「違反」としていました。

つまり、

金利が20%を超えているが、29.2%を超えない場合、
「違反」ではあるが「犯罪」ではないため、
サラ金側にはほとんど何のリスクもありませんでした。

一方では20%を超えてはいけないとし、
もう一方では29.2%を超えてはいけない
といっているのです。
普通に考えてもおかしいですよね?

罰則もないため、ほとんどのサラ金がこの、
「違反」ではあるが「犯罪」ではない金利...
一般的にいう、グレーゾーン金利を適用していました。

しかし、2006年の法改正によって
このグレーゾーン金利は犯罪になりました。


グレーゾーン金利は払わなくてよかったお金

出資法が改正されたことによって
金利の上限は利息制限法と同じ20%にまで引き下げられることになりました。

つまり、

20%を超える金利犯罪となったのです。

自分が過払いの対象になるか?
でも少し書きましたが、

1979年ごろから法改正まで、
(※法が改正されても金利を下げたサラ金は少なかったようです)
ほとんどの業者が利息制限法を越える違法な金利での貸付を行っていました!

ですので、この出資法を超える金利については
払いすぎた金利として請求できる!というワケです。


払いすぎた金利は逆に業者に貸したお金!?

過払い金はもちろん請求できます!

しかし、実は払いすぎた金利は
業者に逆に貸した!と言い換えることもできます。

つまり、

貸したのであれば、利息をつけて返してもらうことが可能なのです。

その利息は5%(または6%)と、法で定められています。
※民法704条「悪意のあった不当利息を返済する時には利息をつける」

5%と6%の違いは、
5%は民法404条の法定利率を
6%は商法514条の法定利率を
使った場合の違いです。

ただ、

利息を付けて返済してもらうとなると
交渉が長引き、訴訟も起こす必要があります。

訴訟を起こす場合の費用もまとめて請求できますが、
実際どの程度返ってくるかは
業者や弁護士、司法書士によってさまざまです。


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